【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会(15カ国)は20日、ロシアが提出した宇宙へのあらゆる兵器の配備禁止を求めた決議案を否決した。日米が先月提出した宇宙の非核化を求めた決議案はロシアの拒否権で否決されており、宇宙での軍拡競争の激化が懸念される。  米国のウッド国連次席大使は、ロシアが今月16日に人工衛星を打ち上げたと主張し、対人工衛星兵器の可能性があると指摘した。2019年、22年にもロシアが同様の衛星を打ち上げたと説明。ロシアの決議案は核を搭載する新型衛星の開発から「世界の注目をそらすためだ」と批判し、先月の日米の決議案こそが採択されるべきだったと述べた。


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