レザ・パーレビ氏

 【ワシントン共同】1979年のイラン革命前の王制で皇太子を務め、米国で亡命生活を続けるレザ・パーレビ氏(63)は20日、ヘリコプター墜落事故で死亡したイランのライシ大統領について「追悼にも値しない残虐な虐殺者だ」と非難した。最高指導者ハメネイ師を頂点とする現体制の転換を訴えた。  ライシ師は検事時代から抗議デモの弾圧に何度も関与してきたとされる。パーレビ氏は「イランの人々は彼の死を嘆いてはいない」と主張。ライシ師の死後もハメネイ師が君臨する現体制が「国内では弾圧を、国外では攻撃を続けていくだろう」と予想した。  パーレビ氏はイランの現体制批判を続け、反体制派の間で一定の人気がある。


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