イランのライシ大統領がヘリコプターの墜落で亡くなったことにより、50日以内に大統領選挙が行われる予定。

ライシ大統領は19日、ダムの完成式典に出席したあと、搭乗したヘリコプターが墜落し、死亡した。

イラン国営通信は事故原因について、悪天候のためとの見方を伝えている。

亡くなったライシ大統領は、国内の反政府デモを厳しく弾圧していたほか、反欧米の強硬路線でも知られ、最高指導者・ハメネイ師の有力な後継候補の1人だった。

ハメネイ師は犠牲者に哀悼の意を表するとともに、5日間、国をあげて喪に服すと発表した。

当面はモフベル第1副大統領が職務を代行し、50日以内に大統領選挙が実施される予定。

一方で、各国の大使館前では、現在の強権体制への反発などからイラン人が喜びの声を上げるなど、中東地域が不安定化することが懸念されている。
 

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