アメリカ・ホワイトハウスは20日、安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官が訪問先のイスラエルでガラント国防相や軍トップのハレビ参謀総長と会談したと発表しました。

サリバン補佐官は会談で、多くの避難者が身を寄せるガザ地区南部ラファへの大規模な地上作戦の実施に改めて懸念を伝えたということです。

そして、ホワイトハウスは「ガラント国防相らがアメリカ側の懸念に応えるため、代わりとなる新たなアプローチを説明した」として、サリバン補佐官がイスラエル側から大規模な地上作戦の代替案について説明を受けたと明らかにしました。

代替案の詳しい内容は明らかになっていませんが、両者は協議を続けることで合意したとしています。

一方、ガラント国防相はSNSに「ハマスを壊滅させ人質を取り戻すため、ラファでの地上作戦を拡大することがイスラエルの義務だと強調した」と投稿し、ラファでの作戦を拡大させる構えを重ねて示しました。

ラファをめぐって、イスラエル軍が追加の部隊を派遣して攻撃を強化する姿勢を見せる中、アメリカ側の働きかけによって軍事作戦の大規模化を回避できるかが焦点です。

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