アメリカのバイデン政権の高官は14日、記者団に対し、イランによる報復攻撃を受けてイスラエルがどのような対応をとるかはイスラエル自身が決めることだと述べました。

その上で「われわれはイスラエルがとるいかなる対抗措置にも参加しない」と述べ、対抗措置にアメリカが加わることはないと強調しました。

また、バイデン大統領が13日に行ったイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談の中で「イスラエルの防衛への支援を伝えるとともに、事態がエスカレートすることのリスクについて慎重に、かつ戦略的に考慮しなければならないと明確に伝えた」としています。

また別の高官はイラン側が作戦のおよそ72時間前に周辺国などに通告していたとしていることについて「通告はなかった」と述べ、アメリカへの事前の通告はなかったと説明しました。そのうえで「破壊し人的な被害を出す意図があったことは明らかだ」と述べて非難しました。

また、イランからの攻撃のうち、4発から6発の弾道ミサイルを東地中海に展開するアメリカ海軍のミサイル駆逐艦が迎撃したほか、アメリカ陸軍の地対空ミサイルシステム「パトリオット」が1発の弾道ミサイルを、現地に展開する航空機が70以上の無人機を、それぞれ迎撃したと明らかにしました。

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