イランは13日から14日にかけてイスラエルに向けて多数のミサイルと無人機を使った大規模な攻撃を仕掛け、イスラエルはアメリカなどの協力も得て、そのほとんどを迎撃したとしています。

イランによる攻撃を受けて、イスラエルでは14日、ネタニヤフ首相が戦時内閣の閣議を開いて対応を協議しました。

閣議の内容は明らかにされていませんが、ロイター通信によりますと、イランに対して対抗措置をとる方針は支持されたものの、時期や規模については意見が分かれ、協議が続けられる見通しです。

イランへの対応の一方、イスラエル首相府は14日、ガザ地区での戦闘の休止と人質の解放をめぐる交渉について「イスラム組織ハマスが、仲介者が示した提案を拒否した」と発表しました。

またイスラエル軍は14日、ガザ地区での作戦のために、新たに予備役の部隊を招集することを明らかにしました。

イスラエル軍は4月上旬、南部のハンユニスから部隊を撤収させたばかりです。

イスラエルのメディアは、戦闘休止の交渉が進展しない中、イスラエル軍が今後、ガザ地区南部の150万人近くが身を寄せるラファへの地上作戦に踏み切るという見通しを伝えていて、ガザ地区でも緊張が続いています。

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