【マニラ共同】南シナ海のアユンギン礁を巡り中国の緊張激化防止策に同意したと報じられたフィリピン軍の当時の西部方面隊司令官カルロス氏が22日、上院の公聴会で証言した。中国側が通話を無断録音して暴露し、情報操作に悪用したとして非難。「私が中国側と密約を交わしたとの情報は完全な誤りだ」と反論した。中国との対立がさらに深まりそうだ。  フィリピン政府は、通話を無断録音し偽情報を拡散したとして、中国大使館員を国外追放する方針を発表している。公聴会に出席した法務省高官は、通話の無断録音を禁じる国内法に違反した疑いが証言で裏付けられたと説明した。


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