シャマリン氏には政府契約の締結に絡んで賄賂を受け取った疑いがかけられているとみられる=ロシア国防省提供・AP

モスクワの軍事裁判所は23日、多額の収賄容疑で、ロシア軍の通信総局長で、参謀次長のワジム・シャマリン中将が逮捕されたと明らかにした。インタファクス通信などが伝えた。軍事裁判所は22日、2カ月間の勾留を認めた。

国防省では4月以降、ショイグ前国防相の側近で建設部門を担当していたイワノフ次官や、人事総局長のクズネツォフ中将が収賄容疑で相次いで逮捕されている。

軍事裁判所は今回の逮捕容疑の詳細を明かしていないが、情報筋によると、政府契約の締結に絡んで賄賂を受け取った疑いがもたれている。

プーチン大統領は今月15日の軍幹部らとの会談で、国防相がショイグ氏からベロウソフ氏に交代した後も「参謀本部の陣容に変更はない」と発言。ゲラシモフ参謀総長の指揮下でウクライナ侵略作戦を続ける姿勢を強調していた。(共同)

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