台湾の対岸にある中国福建省福州市平潭の海辺で、記念撮影をする中国人観光客=24日(共同)
【福州共同】中国軍の軍事演習の対象地域である台湾の離島、馬祖島の対岸に位置する中国福建省福州市では24日、ヘリコプターが上空を飛ぶ音が時折響いた。ただ住民は普段通りの生活を送っているように見え、緊張感は乏しい。演習を見に同市の岬を訪れた男性(56)は「規模は大きいはずだが、ミサイル発射や軍艦の姿を見られず残念だ」と落胆していた。 岬から馬祖島までの距離は約20キロ。男性は「中国軍の実力は近年向上しており、台湾がかなうはずがない」と自信にあふれた様子で語った。 同じ岬の岩場でカキなどを採っていた女性は「演習があることさえ知らない。私には関係ない」と淡々と作業を続けた。
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