ウクライナでは東部ハルキウを中心にロシア軍によるミサイルや無人機の攻撃が続いていて、6日にはハルキウの住宅街が被害を受け、地元当局によりますと市民8人が死亡しました。
ゼレンスキー大統領は6日に放送された地元メディアとのインタビューで「ロシア軍の攻撃はかなり激しい。この1か月のような攻撃が毎日、続くならば十分なミサイルがなくなるかもしれない」と述べ、3月からの激しい攻撃が続けば、防空システムのミサイルがつきるかもしれないと危機感を示しました。
そして「ウクライナ全土を守るには25基のパトリオットを持つことが望ましい。数は多いように見えるがウクライナの領土も広い」と述べ、被害を減らすためにも欧米に支援の強化を急ぐよう訴えました。
また、ゼレンスキー大統領はロシア軍の撤退や領土の回復などを提唱するウクライナの和平案をめぐる初めての首脳級の協議について、開催国となるスイスとの間で近く具体的な日程で合意できるという見通しを示しました。
その上で「80か国から100か国が参加すると思う。最も強力なサミットになる」と述べて、首脳級の協議の実現に期待を示しました。
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