北朝鮮は27日夜、軍事偵察衛星を打ち上げたものの失敗したと発表した。

北朝鮮との境界付近にある中国・遼寧省の丹東市から、FNN北京支局・河村忠徳記者が中継でお伝えする。

北朝鮮のミサイル発射場は、河村記者がいる場所から見える山の奥にある。
失敗から一夜明けたが、北朝鮮側の様子に大きな変化は見られない。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮は北西部・東倉里(トンチャンリ)にある西海(ソヘ)衛星発射場から軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1-1」号を新型ロケットに搭載して打ち上げたものの、ロケット1段目が飛行中に空中爆発し、失敗したという。

北朝鮮の国家航空宇宙技術総局は、失敗の原因について「新しく開発したエンジンの信頼性に問題があった」としている。

また、韓国軍も北朝鮮側の海上で多数の破片が探知され、空中爆発したと評価しているとしている。

北朝鮮は、2024年中に追加で3基打ち上げる計画を明らかにしていて、原因究明後に再び衛星発射に踏み切るのか今後の動きが注目される。

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