米ニューヨークで報道陣に話すトランプ前大統領=21日(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領の不倫口止め疑惑に絡む事件の公判が大詰めを迎えている。最終弁論が28日に始まり、29日に陪審員が有罪か無罪かを話し合う評議に入る見込み。米大統領経験者の刑事責任を判断する初の評決が週内にも出る可能性があり、11月の大統領選の行方に影響を与えそうだ。  「バイデン政権による選挙妨害にほかならない」。トランプ氏は26日、ソーシャルメディアで政治的迫害を目的とした裁判だとして、無罪を主張した。大統領選までに評決が出るのは今回の事件だけとなる公算が大きい。  評議は非公開。評決が有罪であれば判事が量刑を後日言い渡す。無罪の場合、検察は控訴できず確定する。


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