モルドバのサンドゥ大統領(右)と握手するブリンケン米国務長官=29日、キシナウ(ロイター=共同)

 ブリンケン米国務長官は29日、旧ソ連モルドバの首都キシナウを訪問し、サンドゥ大統領と会談した。親欧米のサンドゥ政権は隣国ウクライナへのロシアの侵攻を非難し、国内では親ロシアの野党勢力と対立を深める。ブリンケン氏は会談後の記者会見で、サンドゥ政権を支えるエネルギー支援を表明した。  モルドバは昨年12月の欧州連合(EU)首脳会議で、ウクライナと共に加盟交渉開始が決まった。今年10月の大統領選と同時にEU加盟に向けた憲法改正の是非を問う国民投票を行う。モルドバ東部には親ロシア派が実効支配する「沿ドニエストル共和国」があり、ロシア軍が駐留している。(共同)


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。