アイスランドの気象当局によりますと、現地時間の29日昼ごろ、南西部のレイキャネス半島で噴火が発生しました。

現地からの映像では、地表にできた亀裂から真っ赤な溶岩が勢いよく噴き上がり、周辺に流れ出ていく様子が確認できます。

気象当局によりますと、地表の亀裂は2キロ以上に及ぶということで、アイスランドの国営テレビは「これまでにない大きな噴火だ」とする専門家の見方を紹介しています。

今回の噴火は去年12月以降、5回目で、イギリスの公共放送BBCによりますと、南西部の町グリンダビークではこれまで続いてきた噴火活動で4000人近くの住民が避難を余儀なくされていると伝えています。

地元当局は溶岩が流れ出ている範囲が拡大しているとして、町の周辺に残っている住民などに対し避難を呼びかけています。

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