29日、ニューヨーク州地裁で記者団に話すトランプ前米大統領=ニューヨーク(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領が不倫口止め料を不正に会計処理したとされる事件の公判で、ニューヨーク州地裁の陪審は29日、有罪か無罪かを話し合う評議に入った。初日は結論が出ず、30日も評議を継続した。陪審は、2016年大統領選で不利になる情報のもみ消しをトランプ氏と協議したと証言した関係者らの発言内容を精査する意向を示しており、整合性や信用性を議論している可能性がある。 評議は非公開で、評決は12人の陪審員が全会一致で出す必要がある。トランプ氏が返り咲きを狙う11月の大統領選にも影響しそうだ。無罪を主張しているトランプ氏は29日、記者団に「いかさまの裁判だ」と述べた。
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