中国で続く大雨の影響で、病院内の高額医療機器が浸水の危機に陥る事態となった。

中国のSNSに投稿された動画には、雨漏りと言うには勢いがありすぎる水が、病院の天井から滝のように流れ落ちる様子が映っていた。

中国の広西チワン族自治区では連日大雨が続き、街中では水に漬かった車の屋根にのぼり、途方に暮れる人の姿も見られた。

病院の地下1階にある検査室では、雨漏りが発生し、はがれた天井の一部から大量の水が流れ込み、床はすでに水浸しの状態となっていた。
スタッフが慌ててシートを広げて守ろうとしているのは、価格が約2億2000万円というCTの検査機だ。上半身裸になった男性スタッフがCTを守ろうと必死に天井を押さえようとするが、水の勢いは収まらない。

中国メディアによると、この日、病院の前では一時的に約50cmの冠水を確認したが、現在は、病院の機能は回復していて、必死で守り抜いたCT検査機は、これまで通り使えているという。

現地の天気予報は、雨は6月1日まで続くと伝えている。

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