アメリカのトランプ前大統領の不倫の口止め料をめぐる裁判で、陪審員は30日、トランプ氏に有罪の評決を下した。評決をうけ、トランプ氏は無実を主張した。
この裁判はトランプ前大統領が、不倫関係にあったとされる元ポルノ女優に支払った口止め料を、弁護士費用として不正に処理した罪に問われているもの。
30日、有罪か無罪かを陪審員が話し合う評議が前日に続き行われ、その結果、全員が一致して34の罪状すべてについて有罪という結論になった。
アメリカ大統領経験者へ有罪評決がでるのは初めてのことだ。
トランプ前大統領は有罪評決後、「これは不正な恥ずべき裁判だ。私は無実だ。最後まで戦う」と述べた。
量刑については7月11日に裁判官により言い渡される予定だが、トランプ氏は無罪を主張しており、控訴するものとみられている。
これに対して、バイデン大統領の陣営は、「有罪評決を受けても、トランプは共和党の大統領候補だ」として、11月の大統領選挙でバイデン大統領が勝利するための投票を呼びかけている。
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