アメリカ政府がウクライナに対して、アメリカが提供した武器を使ってロシア国内への限定的な攻撃を密かに許可したとアメリカメディアが報じた。
複数のアメリカメディアは30日、アメリカ政府高官の話しとして、バイデン政権がウクライナに対して、軍事支援で提供したアメリカ製武器をロシア国内への攻撃に使うことを密かに許可したと報じた。
ウクライナ側の要請に応えたもので、ロシア軍が攻勢を強める東部ハルキウ州を守るため近郊の国境を越えた地域のみに限定して、許可されたとしている。
また、ロシアの民間インフラの攻撃や長距離ミサイルを使用して、国境から遠く離れたロシア国内への攻撃については許可されていないとしている。
NATO＝北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は30日、欧米諸国が供与した武器について「制限を検討する時がきた」としてロシア国内への攻撃の容認を検討するよう加盟各国に呼び掛けた。
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