アメリカのバイデン大統領=2024年2月6日(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は5月31日、ホワイトハウスで演説し、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、イスラエルが新たな休戦案を提案したと明らかにした。恒久平和に向けた3段階の案だと説明し、イスラム組織ハマスに交渉を呼びかけた。イスラエルによるガザ侵攻の長期化は逆効果だとし「この戦争を終わらせる時だ」と訴えた。  バイデン氏はイスラエルがこれまでの軍事作戦で「ハマスに壊滅的な打撃を与えた」との認識を示した。ハマスは昨年10月、イスラエルに奇襲攻撃を仕掛けたが、こうした攻撃能力はもはやないと指摘。休戦案を実行に移してもイスラエルの安全保障に脅威はないと説明した。


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