国連の安全保障理事会は、5月27日の北朝鮮による軍事偵察衛星の打ち上げを協議する緊急会合を開き、各国の間で非難の応酬となった。
緊急会合でアメリカは、“北朝鮮による衛星打ち上げは、弾道ミサイル技術が利用されたもの”だと非難したうえで、北朝鮮を擁護する中国とロシアについても安保理を「妨害している」と厳しく指摘した。
アメリカ・ウッド国連次席大使「北朝鮮とその仲間が、核兵器開発を正当化するために提示する言い訳は根拠がなく、見え透いたものだ」
また、日本も「安保理決議を完全に軽視している」と非難した。
一方、北朝鮮やロシア・中国は、緊張激化の原因はアメリカにあると強く反発した。
北朝鮮・金星国連大使「アメリカ主導による核戦争のリハーサルが朝鮮半島では続いている」
さらに、北朝鮮は衛星打ち上げを自衛のための正当な権利と主張し、今後も開発を続ける考えを示した。
安保理では2018年以降、北朝鮮のミサイルや衛星発射などに一致した対応が取れていない。
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