スロバキアのフィツォ首相=AP

【プラハ=共同】5月に銃撃され、入院していた東欧スロバキアのフィツォ首相が退院した。タス通信などが5月31日に報じた。今後は首都ブラチスラバにある自宅で療養する。ブラナール外相はフィツォ氏の職務復帰は数カ月後になるだろうと明らかにした。

フィツォ氏は5月15日、スロバキア中部で男(71)に腹部などを数発撃たれ、政府は一時、命に関わる深刻な状態だと発表した。当局は男を現場で拘束し、殺人未遂容疑で訴追。男はフィツォ氏のロシア寄りの姿勢やメディア統制など強権的な政策に不満を持っていたとされる。

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