【ソウル共同】韓国政府は4日の閣議で、南北首脳が緊張緩和のため2018年に締結した軍事合意の効力の全面停止を決定した。ごみをぶら下げた大量の大型風船が北朝鮮から飛来したことなどへの対抗措置。拡声器による対北朝鮮宣伝放送や、軍事訓練の再開などが可能になるとされる。  韓国軍関係者は4日、拡声器には車両型の移動式と固定式があり「移動型ならすぐに作戦を遂行できる」と述べた。放送は北朝鮮の住民や兵士らに韓国側の優位性を宣伝する心理戦の一環で、過去にはK―POPなども流された。  軍事合意を巡って昨年11月、韓国は北朝鮮の軍事偵察衛星打ち上げを受け一部の効力を停止した。


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