香港では、6月4日の夜、天安門事件の犠牲者を追悼する集会が毎年開かれてきましたが、2019年を最後に当局の締め付けなどにより集会を開催することはできなくなりました。

4日もこれまで集会が開かれてきた公園の周辺では、当局による厳重な警備態勢が敷かれ、集会は開かれませんでした。

こうした中、香港の警察は23歳から69歳までの男女4人を逮捕したと発表しました。

このうち68歳の女性は路上でスローガンを叫び、中国政府などへの憎悪をあおる「扇動的な意図」があったとしてことし3月に施行された国家安全条例に違反した疑いで逮捕されたということです。

このほかに日本人男性1人を含む5人が警察署に連行されましたが、その後、釈放されたということです。

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