全仏オープンの混合ダブルスで大会2連覇を目指す加藤選手とドイツのティム・プッツ選手のペアは4日、準々決勝でノルウェーとアルゼンチンの選手のペアと対戦しました。

試合は第1セットの第4ゲームでプッツ選手が力強いフォアハンドのショットでラリーを制して最初のブレークを奪うと、第6ゲームでは前衛の加藤選手が反応よくボレーを決めて再びブレークし、6ー1で取りました。

第2セットは終盤まで互いに譲らない展開となりましたが、加藤選手のサーブで迎えた第12ゲームで相手に2回目のブレークを許して5ー7で落としました。

続くマッチタイブレークでは相手の男子選手の強打に押されてリードを許す苦しい展開となり、加藤選手のボレーやプッツ選手のバックハンドのショットなどで一時追いつきましたが、最後は押し切られて10-8で競り負け、準々決勝敗退となり大会2連覇はなりませんでした。

このほかの日本勢では混合ダブルス2回戦に出場した柴原瑛菜選手とアメリカの選手のペアはドイツとフランスの選手のペアにマッチタイブレークの末、敗れました。

女子ダブルス3回戦では加藤選手とウクライナの選手のペアが第2シードのアメリカとオーストラリアの選手のペアにセットカウント2対0のストレートで勝って、準々決勝に進みました。

柴原選手と中国の選手のペアはアメリカとチェコの選手のペアにセットカウント0対2のストレートで敗れました。

また、この日から車いすの部の競技も始まり、男子シングルス1回戦で世界2位の小田凱人選手が世界8位のオランダの選手にセットカウント2対0のストレート勝ち、世界11位の三木拓也選手は世界4位のスペインの選手にセットカウント2対1で勝って準々決勝進出を決めました。

車いすの部の女子シングルス1回戦では世界2位の上地結衣選手が世界7位のコロンビアの選手にセットカウント2対0のストレート勝ち、世界5位の大谷桃子選手も世界9位の南アフリカの選手のセットカウント2対0のストレート勝ちで準々決勝に進んでいます。

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