インスタグラムを運営する米メタの元エンジニアが4日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、インスタでパレスチナ人の投稿を抑制する不正があると指摘したところ不当に解雇されたとして、カリフォルニア州の裁判所に同社を提訴した。ロイター通信が報じた。

 報道によると、原告はパレスチナ系米国人の元エンジニア。今年2月、パレスチナ関連のインスタ投稿を検索やフィードに表示されにくくする不正を指摘したところ、解雇されたと訴えている。

 このほか、ガザでの親族の死に言及した社員の社内ネットワーク上の投稿をメタが削除するなど、社内にパレスチナへの偏見があるとも主張している。

 ロイター通信によると、メタは提訴についてコメントしていないという。(鈴木峻)

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