【北京共同】中国はウクライナ危機を政治解決するためとしてブラジルと共に独自提案を打ち出し、各国に支持を求めて外交攻勢を仕掛けている。和平を話し合う会議にはロシアの同意が必要とするなど、ウクライナ提唱の和平案を協議する「世界平和サミット」を欠席するロシアに配慮。サミット不参加の方針も固め、ロシアとの共同歩調を鮮明にする。  独自提案は(1)ロシアとウクライナ双方が同意し全ての和平案が公平に議論される和平会議を支持(2)援助拡大で人道危機を防ぐ(3)核兵器や生物化学兵器の使用反対―など6項目。仲介外交に意欲的な中国の王毅外相が5月23日、ブラジル大統領府首席補佐官と北京で会談し合意した。


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