北欧デンマークのフレデリクセン首相(46)が7日夕(日本時間8日朝)、首都コペンハーゲン中心部の広場で殴られる事件があった。殴ったとされる男は現場で拘束された。ロイター通信などが伝え、警察当局も認めた。

 コペンハーゲン警察は同日夜、公式のX(旧ツイッター)に「今晩、首相を巻き込む事件があり、この事件で逮捕者が出た」と投稿した。事件の詳細は現在、捜査中だとしている。

 首相のけがの有無などは発表されていないが、ロイター通信は現場の目撃者の話として、フレデリクセン氏は殴られた後、自力で歩いて立ち去ったと報じた。

 公共放送DRによると、首相官邸は「首相はこの事件にショックを受けているが、それ以上のコメントはない」としている。

 フレデリクセン氏は2019年から現職。襲撃の報道を受け、欧州各国の首脳から襲撃への非難が相次いだ。(ブリュッセル=森岡みづほ)

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