【ロンドン=共同】デンマークのフレデリクセン首相(46)が7日、首都コペンハーゲンの広場を歩いていた際に襲われた。突き飛ばされたとみられ、男(39)が逮捕された。首相官邸は8日、フレデリクセン氏が軽い頸椎(けいつい)捻挫と診断されたと発表した。デンマークメディアが報じた。
デンマークでは9日に欧州議会選を控えるが、政治的な動機があるのかどうかは不明という。首相官邸はフレデリクセン氏について、無事だが「ショックを受けている」と説明。同氏は8日に予定していた複数の行事をキャンセルした。
目撃情報として、男はフレデリクセン氏に近づき、肩を強く押したなどと報じられている。男は8日、尋問のため裁判所に出廷するという。
欧州では5月15日に東欧スロバキアのフィツォ首相が銃撃され、一時は命に関わる深刻な状態になった。
フレデリクセン氏は41歳だった2019年、デンマーク史上最も若い首相として就任した。同国の女性首相としては2人目。
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