戦術核兵器使用を想定したロシア軍の第1段階の演習で、弾道ミサイル「イスカンデル」を積み込む兵士(5月)=ロシア国防省提供、AP

ベラルーシ国防省は10日、ロシア軍が実施している戦術核演習の第2段階にベラルーシ軍が参加していると発表した。欧米を威嚇する狙いとみられる。

ロシアは同盟国であるベラルーシに2023年に戦術核を配備した。ロシア国防省は今年5月、ウクライナ侵略の拠点である南部軍管区で戦術核兵器の使用を想定した演習の第1段階を始めたと発表した。ベラルーシは第2段階の演習への参加が予定されていた。

ロシアのプーチン大統領は5月9日の戦勝記念日の演説で、「(核の)戦略部隊は常に戦闘準備態勢にある」と述べ、ウクライナ侵略を巡って対ロ制裁を強める欧米諸国を威嚇する姿勢を示していた。

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