ウクライナ国防省情報総局は9日、前線からおよそ590キロ離れたロシア南部アストラハニ州の航空基地に駐機していた、ステルス性能を備えたロシア軍の最新鋭戦闘機スホイ57が攻撃により損傷したと発表しました。

情報総局は、駐機中の機体をとらえた7日と8日の衛星写真を公開し、7日に無傷だった戦闘機が、8日の写真では戦闘機周辺で爆発や火災が起きたことが確認されたとしていて「スホイ57が損傷させられるのは、史上初めてだ」と主張しています。

ただ、戦闘機の損傷の程度などは明らかにしていません。

一方、アストラハニ州の知事は8日SNSで州内の施設に対しウクライナ軍の無人機による攻撃がしかけられたものの撃墜したとしています。

被害については言及していません。

また、イギリスのテレビ局スカイニュースは9日、情報筋の話として、ウクライナ軍が初めて軍用機を使って、東部ハルキウ州に隣接するロシアのベルゴロド州を攻撃したと伝えました。

アメリカなどはハルキウ州の防衛強化を目的に自国が提供した兵器でウクライナがロシア領内を攻撃することを許可していますが、欧米の兵器が使われたかどうかは分からないと伝えています。

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