12日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、ロシアが国家として主権を宣言した記念日「ロシアの日」に合わせて、キム・ジョンウン総書記がプーチン大統領に祝電を送ったと伝えました。

祝電のなかでキム総書記は、ウクライナ侵攻などを念頭に「敵対勢力のあらゆる挑戦と制裁を粉砕し、注目すべき成果を収めている」とプーチン大統領をたたえました。

そのうえで、キム総書記は去年9月の首脳会談に言及し「両国関係は不敗の戦友関係へと昇華し、さらに高い段階に発展している」と強調しました。

両国の関係をめぐっては、去年の首脳会談でプーチン大統領がキム総書記から招待を受けていて、複数の外交関係者は、NHKの取材に対し、来週前半にもプーチン大統領が北朝鮮を訪問する方向で調整が進められていると明らかにしています。

プーチン大統領が北朝鮮を訪問すれば24年ぶりとなり関心が集まるなか、祝電を通じて両首脳の蜜月ぶりをアピールした形です。

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