日本の金杉大使は、11日から中国有数の観光地、敦煌を訪れ、市トップの石琳書記らと会談しました。
このなかで、石書記は、シルクロードを通じて長年にわたり両国の交流が続いてきたと強調したうえで、「ことし中に、敦煌と日本を結ぶチャーター便を実現させ、互いの観光客を増やすために努力したい」と述べ、多くの日本人観光客の訪問に期待を示しました。
一方、金杉大使は、日中の人的往来の拡大に意欲を示すとともに、日本人に対する短期滞在ビザ免除措置の再開をはじめ、日本からの観光客が訪問しやすい環境づくりに協力を求めました。
また、金杉大使は、12日、世界遺産の仏教遺跡、莫高窟を訪れ、研究者らと文化財の保護をめぐる日中の協力についても意見を交わしました。
地元当局などによりますと、敦煌は日本人にとっても人気の観光地ですが、新型コロナの影響で停止された短期滞在ビザの免除措置が再開されていないことなどから、去年は日系企業の駐在員などを除いて、日本から訪れた人はほとんどいなかったということです。
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