ロシア国防省は12日、ウクライナ侵攻の拠点とする南部軍管区に加えて、NATO加盟国のポーランドやバルト三国と国境を接するレニングラード軍管区の部隊と海軍が現在行っている戦術核の訓練に参加したと発表しました。

新たに加わった部隊は、弾道ミサイル「イスカンデル」に核弾頭を想定した模擬弾頭を装備して指定の位置まで移動するなど、発射に備えた訓練を行っているとしています。

また、海軍は巡航ミサイルに訓練用の特殊な弾頭を装備し、指定された哨戒区域に入ると明らかにしました。

ロシア国防省は、戦術核の実戦使用を想定した演習を3段階行うとしていて、この第2段階の演習はベラルーシ軍と合同となっています。

G7サミットやウクライナ平和サミットが相次いで開かれるのを前に欧米諸国へのけん制をさらに強めています。

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