アメリカのバイデン大統領は、イタリアで開かれるG7サミットに合わせて、13日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定です。

ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官は、イタリアに向かう大統領専用機内で記者団に対し、バイデン大統領がゼレンスキー大統領との会談の際、安全保障協定に署名することを明らかにしました。

安全保障協定は、ウクライナの長期的な安全を確保するため、2023年のG7サミットの共同宣言に基づいて各国がウクライナとの間で個別に結んでいるもので、これまでにイギリスやフランスなど15か国が署名しています。

サリバン補佐官は「アメリカは同盟国などとともにウクライナの防衛と抑止力の強化を引き続き図っていく」と述べ、ロシアに対抗する上でウクライナを長期的に支援していく姿勢を示しました。

一方で「協定はウクライナの防衛にアメリカ軍を使用することを約束するものではない」とも述べて、アメリカ軍の部隊をウクライナに派遣することはないと改めて強調しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。