中国政府が発表した第一四半期のGDP(国内総生産)の成長率が5.3%と、2024年の成長目標として掲げる「5%前後」を上回った。
中国国家統計局は16日、2024年1月から3月までのGDPの伸び率が、前の年の同じ時期に比べてプラス5.3%だったと発表した。
中国が経済のけん引役として推進している分野の中で、太陽光電池の生産が前の年の同じ時期に比べて20%以上の高い伸びとなった。
中国南東部の安徽省に本社を置くSUNGROUWは、太陽光発電の関連部品を世界170の国と地域で販売している。
欧米からは太陽光発電やEVの分野で、中国の過剰生産が世界経済に悪影響を及ぼすと懸念が高まっているが、3月に海外メディアの取材に応じた会社の幹部は「問題ない」との認識を示した。
SUNGROUW・趙為副総裁「過剰生産の問題は、この業界が発展するにつれて段階的に出てくるものだ。イノベーションこそ最適な解決法だ」
16日、習近平国家主席と会談したドイツのショルツ首相は、中国訪問中に「過剰生産や知的財産の侵害があってはならない」と述べるなど、欧米との間で新たな火種となる可能性がある。
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