イギリスのウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃は、ことし1月に首都ロンドンの病院で腹部の手術を受けましたが、その後の検査でがんが見つかり、治療に専念するため公務を見合わせています。

キャサリン妃は14日、がんの治療を明らかにして以来初めて手記を公表し、「治療は順調に進んでいます。ただ、化学療法を受けている人なら分かると思いますが、いい日もあれば悪い日もあります。治療はあと数か月続く予定です」と説明しました。

その上で、15日にロンドン市内で行われるチャールズ国王の誕生日を祝う公式行事に家族とともに参加する意向を明らかにしました。

公務への参加は去年12月以来、およそ半年ぶりとなります。

さらにキャサリン妃は「夏の間、いくつかの公務に参加したいと望んでいますが、自分がまだ危機を抜け出していないことも理解しています」などとつづり、日々の体調を見極めながら引き続き治療に時間をかけたい考えを示しました。

あわせて皇太子夫妻はSNSに、キャサリン妃が木の下で腕組みをして空を見上げる写真も投稿しました。

42歳のキャサリン妃は国民の間で高い人気を誇り、手記ではこれまでに寄せられた多くの激励のメッセージなどへの感謝も表明しました。

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