煙が上がるイスラエル北部=14日(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は14日、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの軍事施設など4カ所を戦闘機で攻撃したと発表した。ヒズボラはロケット弾などでイスラエル北部への攻撃を継続。双方の応酬が続いている。米ニュースサイト、アクシオスは、バイデン政権が近くイスラエルに特使を派遣し、事態沈静化を目指すと報じた。  ヒズボラは昨年10月のパレスチナ自治区ガザの戦闘開始後、パレスチナ人を支援するとして攻撃を開始。イスラエル北部では約6万人が避難生活を続けている。今月12日には軍がヒズボラ部隊司令官を殺害したと発表し、ヒズボラはイスラエル北部に報復攻撃した。  アクシオスによると、バイデン政権は17日にイスラエルに特使を派遣し、ネタニヤフ首相らと協議する見通し。レバノンに地上侵攻しないよう自制を促すという。  ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは14日、ガザ最南部ラファで拘束中の人質2人が、数日前の軍の空爆で死亡したとする動画声明を出した。


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