【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(6月17日の動き)
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NATO事務総長 “核兵器の配備増について協議”
NATO=北大西洋条約機構による核兵器の配備をめぐって、イギリスの新聞は、NATOの事務総長のインタビューの内容を掲載し、ロシアや中国からの脅威が高まっているとして加盟国の間で配備数を増やすことについて協議していると伝えました。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、イギリスの新聞テレグラフのインタビューに応じ、16日、その内容が掲載されました。
この中でストルテンベルグ事務総長は「どれだけの核弾頭を運用し保管すべきかなど運用上の詳細には立ち入らないが、これらの問題について協議する必要があるし実際に話し合っている」と述べました。
この新聞は、ロシアや中国からの脅威が高まっているとして、加盟国の間で核兵器を保管庫から出して配備数を増やすことについて協議していると伝えています。
また、ストルテンベルグ事務総長は、核兵器に関する透明性について触れ「NATOが核兵器を備えた軍事同盟だというメッセージを直接、伝えるのに役立つ」と述べ抑止につながるという見方を示しました。
ストルテンベルグ事務総長の発言について、ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日記者団に対し、「発言は受け入れられない。緊張をさらに高める以外の何物でもない」と反発しました。
ロシア軍は、5月下旬から「西側当局者の発言や脅迫に対し、ロシアの領土一体性と主権を確保するためだ」として戦術核兵器の使用を想定した軍事演習を行っています。
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