タイのタクシン元首相が18日、王室を侮辱する発言をしたとして検察に起訴されました。
タイ検察は18日、王室への侮辱を禁じた刑法の不敬罪などで、タクシン元首相(74)を起訴したと発表しました。
最高検などによりますと、不敬罪にあたると判断されたのは、タクシン氏がクーデターで政権の座を追われ国外逃亡中だった2015年に、韓国でメディアのインタビューを受けた際にした発言だということです。
タイの不敬罪は、有罪となれば3年以上15年以下の禁錮が科されますが、タクシン氏側は「不敬罪にあたらない」と否定し、裁判で争う姿勢を示しました。
タクシン氏は逃亡先から帰国後に、汚職罪などで実刑判決を言い渡され、2024年2月に仮釈放されて以降、政治活動を活発化させていて、起訴の背景には、かつて対立した軍などの保守勢力によるタクシン氏へのけん制があるとの指摘もあります。
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