【北京、ウラジオストク共同】ロシアのプーチン大統領は19日未明(日本時間同)、北朝鮮の首都平壌に到着した。金正恩朝鮮労働党総書記と会談し、政治や経済、安全保障などの幅広い分野で協力を進める「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名する見通し。会談後、両首脳が共同宣言を発表する予定だ。  ロシアのウクライナ侵攻後に急接近した両国関係は、プーチン氏の24年ぶりの訪朝を機に新たな局面を迎える。金正恩氏は平壌の空港でプーチン氏を出迎えた。  プーチン氏の訪朝は故金正日総書記が最高指導者だった2000年7月以来2回目で、金正恩体制では初。新型コロナウイルスが流行した20年以降、外国首脳として初めて訪朝した。  北朝鮮は、22年からウクライナに侵攻するロシアを一貫して擁護。武器や弾薬を提供する見返りに、ロシアから軍事分野に転用可能な宇宙・科学技術などで支援を受けたと指摘される。  北朝鮮による弾薬の提供は、今後のウクライナでの戦況を左右する可能性もある。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。