15日、イランの首都テヘランで全身を覆う黒い衣装を着た女性。後ろには大統領選候補者の看板が設置されていた(共同)
【テヘラン共同】イラン風紀警察が、女性の髪を隠すヘジャブ(スカーフ)の適切な着用を巡り4月から取り締まりを強化している。2022年の抗議デモ以降、ヘジャブを外す女性が増えており、着用を強制する狙い。イランでは28日、ライシ大統領の事故死に伴う大統領選があるが、イスラム教に厳格な保守強硬派が当選すれば、取り締まり強化は今後も続きそうだ。 6月中旬の首都テヘランの繁華街。大統領選の候補者ポスターの近くで、全身を黒い布で覆った女性の風紀警察官が、ヘジャブ未着用の女性に注意していた。最近のSNSには女性が無理やり風紀警察の車両に乗せられる動画も投稿された。
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