韓国・大邱で6月、区役所職員が飲食店でわざとビールをこぼし、その後「店をつぶす」と店主を脅迫した。
この映像が、SNSに投稿されると批判が殺到したため、区長は謝罪文を出し、カスハラを行った職員を処分する事態となった。
ビールを…わざと床にこぼす
韓国・大邱で6月、区役所の職員が自らの権力を振りかざす悪質なカスハラを行い、批判が高まっている。
この記事の画像(11枚)飲食店で同僚と食事をする区役所の男性職員が、手にしたグラスを低い位置に構えた次の瞬間、グラスのビールをわざと床にこぼした。
さらに、同じグループの男性から再びグラスにビールが注がれると、よっぽどビールが嫌いなのか、1度ならず2度までも、床へとぶちまけたのだ。
その後、床をふく店員が「水をこぼしましたか?」と男性職員に聞くと、その直後、同僚らとともに店をあとにした。
しかしその後、男性職員は1人で店に戻ってくると、店主に対し、「区役所の職員だが、こんな店は初めてだ!すぐにつぶしてやる!」と言い放ったのだ。
飲食店の営業許可を出す立場であることをかさに着て、「店をつぶす」と店主を脅迫した。
区長が謝罪文を出す事態に
このやりとりがSNSに投稿されると、「防犯カメラ映像が証拠としてあるので、区役所に相談しに行った方がいい!」、「この件が忘れられる前に、警察に通報した方がいい!」と批判が殺到した。
後日、区長が「地域の店を守ることは区役所の重要な仕事にもかかわらず、このような不祥事を招き、職員全員が責任を痛感しています」と謝罪文を出す事態に発展した。
区は、今回の件を調査するとともに、カスハラを行った男性職員を処分するとしている。
(「イット!」 6月19日放送より)
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