小野寺元防衛大臣は、防衛装備品の移転を推進する自民党の議員連盟の会長としてフィリピンを訪れ、25日、マナロ外相やアニョ国家安全保障担当顧問と相次いで意見交換しました。

この中で、小野寺元防衛大臣は「航行の安全や自由をどう確保するか真剣に一緒に議論し、行動してほしい」とフィリピン側から要望を受けたことを明らかにしました。

フィリピン側は具体的な要望は示さなかったものの、日本側はアイデアとしてフィリピンに去年、日本から輸出した警戒管制レーダーで集めたデータの共同利用の可能性や日本の造船技術を提供してフィリピンで艦船を建造する可能性などを提示したということです。

日本とフィリピンは海洋進出を強める中国を念頭に安全保障分野での協力を急速に深めていて、7月にも外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2プラス2を、マニラで開催する方向で調整を進めています。

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