目次

  • ウクライナ軍司令官交代へ 後任は軍幹部のフナトフ氏

  • チェコ首相 “ウクライナに初めて砲弾届けた” SNSで明らかに

【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(6月25日の動き)

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ウクライナ軍司令官交代へ 後任は軍幹部のフナトフ氏

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシア側との戦闘の前線で指揮をとってきたソドル司令官について、軍幹部のフナトフ氏に交代させることを決めたと、動画のメッセージで明らかにしました。

交代の理由については明らかにしていませんが、ウクライナのメディアは、ソドル司令官の指揮の下で兵士の犠牲が増えているなどと、一部の部隊が批判を強めていたと伝えています。

アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、ことし2月に国民に高い人気があった当時のザルジニー総司令官を交代させた事に続く事態だとして「軍の結束を脅かし続けている」と指摘しています。

チェコ首相 “ウクライナに初めて砲弾届けた” SNSで明らかに

前線での砲弾不足が深刻になっていると伝えられている中、東ヨーロッパのチェコ政府は、世界各国の軍や砲弾の製造会社と交渉し、ヨーロッパ各国からの資金面の支援も得て、ウクライナへ80万発の砲弾を確保して供給する取り組みを進めています。

チェコのフィアラ首相は、25日、この取り組みで確保した砲弾を初めてウクライナに届けることができたとSNSで明らかにしました。

届けられた砲弾の数は明らかにしていませんが、ロイター通信は、チェコ政府が6月、5万発から10万発の砲弾を送る計画だったと伝えています。

フィアラ首相は「私たちは必要なことをしている」として支援を続けていく姿勢を強調しました。

EU ウクライナ モルドバと加盟交渉 正式に開始

EUは25日、加盟を目指すウクライナ、モルドバと正式に加盟交渉を始めました。このうちウクライナとの会合でEUの議長国ベルギーのラビブ外相は「歴史的な瞬間だ。厳しい交渉となるが、ウクライナの取り組みを支えていく」などと述べ、大きな節目を迎えたという認識を示しました。

また、ウクライナのステファニシナ副首相は「ウクライナはEU加盟の基準を完全に満たすために取り組んでいく」と述べ、加盟に自信を示しました。

ウクライナ情勢 ロシアによる軍事侵攻 最新情報・解説 - NHK特設サイト

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