バイデン米大統領(右)とトランプ前米大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領による27日(日本時間28日)の大統領選候補者討論会は、1時間半の長丁場になる。同じ2人による2020年の前回大統領選の討論会では発言妨害や中傷が相次ぎ「史上最低の討論会」と評された。再発防止のため、相手の発言中はもう一方のマイクを切り、音声を拾えなくする。  観客は入れず、司会と両氏だけで進める。質問ごとに5分で区切り、どちらかが2分で答え、相手が1分で反論。それに対する1分の再反論を認める。残る1分は司会の判断で使われる。討論会の締めくくりに、それぞれ2分の発言がある。  20年9月の討論会では、トランプ氏がバイデン氏の発言を遮り「愚か者」と罵倒。バイデン氏も「黙れ」「人種差別主義者」とやり返した。  両陣営の準備は対照的だ。ニューヨーク・タイムズ紙によると、バイデン陣営は「ひどい言葉が飛び出すことに慣れる」(陣営関係者)ための模擬討論を重ねた。トランプ陣営は周到に備えず、即興で対応する能力があるとアピールしている。


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