タイム誌は毎年、政治や芸術、科学など各分野で活躍する人たちの中から「世界で最も影響力がある100人」を独自に選定しています。
17日発表したことしの100人には日本からも選ばれ、このうち、アニメーション映画監督の宮崎駿氏は、「戦争や欲深さ、人間の怒りに対する現実主義者で、アニメーションの歴史で最も影響力のある監督だ」と評されています。
また、社会学者の上野千鶴子氏は、フェミニズムや女性差別を題材にした著作が中国でベストセラーとなり、少子化の中で高まる結婚や出産への圧力に抵抗する女性たちの支えになっていると紹介されています。
大阪大学教授で生殖遺伝学が専門の林克彦氏は、オスのマウスのiPS細胞から卵子を作って子どもを誕生させた研究で知られ不妊に悩む人たちや同性のカップルに希望を与えると評価されています。
さらに新型コロナウイルスの後遺症のメカニズムを研究するアメリカ・イエール大学教授の岩崎明子氏は、免疫学の分野をけん引する存在だとしています。
そのほかことし2月に亡くなったロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏の妻でプーチン政権への反対運動を続けるユリアさんも選ばれました。
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