【ニューヨーク共同】国連人口基金(UNFPA)は17日、2024年版「世界人口白書」を発表した。妊娠や出産時の合併症による、サハラ砂漠以南のアフリカに暮らす女性の死亡率は、欧米諸国と比べて約130倍になると推計。出産する場所が「生きるか死ぬかの分かれ目になっている」と地域格差の問題を訴えた。  今年の白書は女性に焦点を当て「性と生殖に関する健康と権利」の不平等を分析。白書によると、世界全体の妊婦の死亡率は00年と比較して20年には34%減少。15~19歳の少女の出産は00年以降に3分の1減った。過去約30年で「大幅な進展があった」とまとめた。


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