チリ・サンティアゴ郊外で6月20日、列車同士が正面衝突し、一方の列車が貨物列車に乗り上げた。衝突で貨物列車が炎上し、2人が死亡、9人が重軽傷を負った。列車は試験運転中で、貨物列車の接近を知らされていなかったという。
潰れた貨物列車…衝突で炎上
チリ・サンティアゴ郊外で20日午前0時15分ごろ、道路の奥を走る列車の先頭車両が突然浮き上がった“不可解な列車事故”の瞬間をカメラが捉えた。
この記事の画像(12枚)この時、浮き上がった列車の先頭車両は先端が大破し、その下には潜り込むような形で潰れた貨物列車の姿があった。
浮き上がりの理由は、2本の列車同士の正面衝突で、ぶつかった衝撃で、片方の列車が銅を積んだ貨物列車に乗り上げていたのだ。
衝突後、貨物列車からは炎が上がり、列車はスピードを落としながらようやく止まった。
地元警察によると、列車は試験運転をしていて、テストのためにスピードを上げて走っていたという。
接近を知らされておらず…事故
しかし、同じ線路で前方から貨物列車が近づいていることを知らされていなかったというのだ。
この事故で、貨物列車の運転士など2人が死亡。試験運転をしていた列車に乗っていた職員など9人が重軽傷を負った。
現地メディアによると検察当局は列車の試験運転をしていた職員2人の身柄を拘束し、事情を聞いているという。
(「イット!」 6月21日放送より)
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