【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は1日、人工知能(AI)の開発や利用を巡る途上国と先進国との情報格差の解消に向け、国際協力を強化する決議案を議場の総意により無投票で採択した。中国が主導した。総会は3月にも各国にAIの安全性を重視するよう求める決議案を日米主導で採択しており、国際的なルール作りに向けた主導権争いが激化している。  今回の決議案は日本、米国、ロシアなども共同提案国に名前を連ねた。  総会で中国の傅聡国連大使は「AI技術の急速な進歩は、各国の経済発展に大きな影響を与えている。しかし、発展途上国ではその恩恵を受けることができていない」と提案理由を説明した。


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