【ブリュッセル共同】オランダのウィレムアレクサンダー国王は2日、反移民、反欧州連合(EU)の極右、自由党(PVV)主導の4党連立政権を承認し、昨年11月の下院総選挙から約7カ月を経てようやく新内閣が発足した。元情報機関トップのディック・スホーフ氏が首相に就任。  PVVは閣外協力をしたことはあるが、政権を担うのは初めて。4党連立政権は難民・移民政策を厳格化し、EUの規則を離脱して独自に国境管理を強化する方針。域内5番目の経済規模を誇るオランダとEUの関係悪化が懸念されている。  PVVのウィルダース党首は、連立相手の反発を考慮し首相就任を断念。4党の協議でスホーフ氏を指名した。


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